名演2023年1月例会 劇団文化座公演
作/三好十郎 演出/鵜山 仁
上演にあたりましては、新型コロナウイルス 感染防止対策をとり細心の注意を払います。
1月23日(月)18時30分
24日(火)13時30分
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋市民会館中ホール)
地図
上演時間3時間
(途中休憩15分を含む)
・あらすじ・みどころ
・キャスト・スタッフ
・関連サイトリンク
会費 月額一般 2800円 29歳以下 2000円
高校生以下 1300円
入会金 一般 3100円 29歳以下 2300円
高校生以下 1600円
新入会の方は、会費と入会金が必要です。それ以外の入場料は必要ありません。 くわしい名演の入会方法はこちら日程申込フォームはこちら(会員専用) 名演入会申込・お問い合わせはこちら
『炎の人』は三好十郎の数ある作品の中でも、名作と言われ、過去には、滝沢修、森幹太、井上昭文、大滝秀治、市村正親、仲代達矢らがゴッホを演じています。
今回の『炎の人』は、『旅立つ家族』のイ・ジュンソプ役で注目され、その後文化座で大きな役を演じてきた、藤原章寛がゴッホを演じます。貧困と病い、世間の冷遇、そして孤独と絶望の中で後世に残る傑作を描き続けた天才画家・ゴッホ。芸術家としての彼の生き方に作家としての自身を投影し、人々に永遠の光と勇気を与えた三好十郎の評伝劇の大傑作。文化座としては創立者の佐佐木隆の演出で1958年に初演。65年の再演以来の上演、演出は鵜山仁で、劇団の総力を挙げたものになっています。
真実と美を追求し続けた人間ゴッホの、炎のような生涯。
鵜山仁の緊密な演出と俳優陣の重厚な演技は、好評を博しました。舞台の要となったゴッホの実年齢とほぼ同じ藤原章寛の演技は、貧困の中での若く、純粋で孤独な姿を演じ、これまでの上演と違い、ゴッホのもっている、若さや未熟さがより鮮明に演じられます。
あらすじ
ベルギーの貧しい炭鉱町で、福音伝道者として坑夫たちと生活を共にしていたヴィンセント ・ヴァン ・ゴッホだったが、坑夫たちのストライキに加担したとして伝道協会の派遣牧師から職を解かれてしまう。
職を失い画家になる決心を固めたゴッホは、オランダの主都ハーグに移り、モデル女で娼婦のシィヌと出会い同棲を始めたが、絵の師でもあるモーヴはその結婚に反対し絶縁を宣告。シィヌにも去られてしまったゴッホを慰めるのは唯一の理解者であった弟のテオだけだった。
画商に勤めるテオの口添えでパリに移り住んだゴッホは、印象派の若き画家たち、ロートレック、ベルナール、シニャックらとタンギイの店で交際を深め、中でもゴーガンに深い尊敬と憧れを抱いた。
これまでにない新たな色彩と光の表現に、絵の難しさを知り苦悩するゴッホは疲労と神経の浪費を重ね、都会を離れて南フランスのアルルに一人移る。大自然の中、とりつかれた様に作品を次々と生み出してゆくゴッホは、待ち望んだゴーガンとの共同生活を始める。しかし、心では尊敬し合いながらも衝突する二人。
ある日、ゴッホは、愛する酒場女のラシェルがゴーガンの膝の上にいるのを目撃する。恋人、絵、酒、文明、神、道徳、そして錯乱。論争と反目を繰り返してきた友ゴーガンは静かに部屋を出て行ってしまう。ゴッホは自省と狂気の中で、己れの耳にカミソリをあてるのだった。名演の『炎の人』上演歴
演出 ゴッホ ゴーガン 1966年4月22日〜25日 劇団文化座 佐佐木 隆 森 幹太 加藤 忠 1969年3月20日〜24日 劇団民藝 村山 知義 滝沢 修 清水 将夫 1975年3月19日〜21日 劇団新人会 八田 満穂 井上 昭文 藤田 啓而 1977年2月11日〜17日 劇団民藝 滝沢 修 滝沢 修 岩下 浩 1990年1月17日〜19日 劇団民藝 滝沢 修 滝沢 修 岩下 浩
出演
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ 藤原 章寛 画学生 早苗翔太郎 ポール・ゴーガン(画家) 白幡 大介 タンギィ(パリの絵画屋) 青木 和宣 若い娘 深沢 樹 アンリ(炭坑夫) 佐藤 哲也 おかみ(タンギィの妻) 姫地 実加 ヴェルネ(炭坑夫) 青木 和宣 ベルト・モリソウ(女流画家) 高橋 美沙 デニス(炭坑夫) 田中 孝征 ロートレック(画家) 津田 二朗 老婆 佐々木 愛 エミール・ペルナール(函家) 桑原 泰 ハンナ(ヴェルネの娘) 市川 千紘 若い夫(八百屋) 為永 祐輔 ヨング(牧師) 井田 雄大 その妻 萩原佳央里 中年の男 田中 孝征 シイヌ(モデル女) 小川 沙織 シニャック(画家) 佐藤 哲也 ワイセンブルーフ(画家) 米山 実 モーヴ(画家・ゴッホの従兄) 沖永 正志 ルーラン(郵便配達夫) 沖永 正志 ルノウ(食料品店のおかみ) 小谷 佳加 ラシェル(酒場の女) 原田 琴音 テオドール・ヴァン・ゴッホ 岡田 頼明 若い看護婦 深沢 樹 高橋美沙さんの高の字は、「はしご高」が正しいです。
スタッフ
作 | 三好 十郎 |
演 出 | 鵜山 仁 |
音 楽 | 高崎 真介 |
美 術 | 乗峯 雅寛 |
衣 裳 | 岸井 克己 |
照 明 | 古宮 俊昭 |
音 響 | 齋藤美佐男 |
映 像 | 浦島 啓 |
衣 裳 | 西原 梨恵 |
舞台監督 | 鳴海 宏明 |
制 作 | 国広 健一 |
小林悠記子 |
劇団文化座ウェブサイト http://www.bunkaza.com/
劇団文化座『炎の人』解説 http://www.bunkaza.com/theater/honoonohito2023/gogh.html
劇団文化座youtubeチャンネル https://www.youtube.com/@user-wn9nd3ju6o
藤原 章寛インタビュー2020年初演時
https://tomin-fes.com/archive/2020/interview/07_theater02.html「劇団文化座」最年少女優・原田琴音を直撃「佐々木愛の孫という看板をプラス思考で活用したい」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/312497青空文庫 三好十郎作品 https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1311.html
藤原章寛さんTwitter https://twitter.com/fujiwarakihiro
市川千紘 さんTwitter https://twitter.com/N7yKu
小谷佳加 さんTwitter https://twitter.com/yoshikakotani
岡田頼明 さんTwitter https://twitter.com/Yo0806
早苗翔太郎さんTwitter https://twitter.com/bsana0808
深沢樹さんTwitter https://twitter.com/hautbois_shinju
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